FocusriteがLinuxドライバー開発者をサポート

ハードウェアカテゴリ: DTM・DAW
ハードウェア名: Focusrite
ハードウェア型式: オーディオインターフェース

DTM・DAW製品を製造販売するFocusriteがLinuxをサポートするようです。

といってもFocusriteが会社としてLinuxドライバーを作成するわけではなく、今までオープンソースでScarlett Gen2、Gen3オーディオインターフェースのドライバー開発を手がけられてきたGeoffrey D. BennettさんのGen4や開発中の製品のドライバーの開発を、資金面、製品面で支援するようです。

この発表はLinuxの音楽作成愛好家が集まるLinuxMusiciansフォーラムでGeoffreyさん本人からありました。

https://linuxmusicians.com/viewtopic.php?p=160833&sid=e6f8664722e7197fc47e657a13de3429#p160833

いままでLinux対応のオーディオインターフェースを購入の際には、USBクラスコンプライアントなものやドライバーなしでのAndroid対応な製品を指標にして購入してきましたが、Focusriteはより詳細な設定ができそうで、有力な候補になりそうですね。

注意事項としては、Scarlett Gen4はもう発売されていますが、ドライバーは開発中なので購入はもう少し待った方がよいのかもしれません。

このニュースは下記から知りました。

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私はScarlett 2i2 Gen3を使っていますが、Linux上で完璧に動作します。
USBクラスコンプライアントであっても、実際には発売後結構長い間ちゃんと動作しないものが多い(例えばM-Track Duoはステレオデュプレックスにならない問題があった)中、Scarlett 2i2 g3はLinuxで非常に良好に動作するので、個人的にはFocusriteはLinuxユーザーにとってはかなり安心して買えるものかと思っています。

Scarlett Gen4の開発も順調に進んでいるようですね。
Geoffrey Bennettさんのlinuxmusicians.comのポストでもAlsamixerでハードウェア↔ソフトウェア間の双方向設定ができたと書いておられます。

https://linuxmusicians.com/viewtopic.php?p=161219#p161219

わたしはMOTU M4をメインで使っているのですが、AlsamixerでMOTU M4の設定を開いても"This sound device does not have any controls."と出て、リンク先のような設定が開かないんですよね。あとは問題なく使えているのですが…

FocusriteはLinuxサポート強化するなら、Clarettのサポートを追加してほしいですね……
アレは機能のコントロールにFocusrite Controlが必要なので、単にLinuxでデバイス認識するだけだと使えなくて

Forcusriteの製品ラインについて全く素人なのですが、Clarett+ 4Preの方もサポートしているらしいです。2Preの方も開発する予定みたいですし。(スクリーンショットを見ると、すごく細かく設定できそうですね。)

https://linuxmusicians.com/viewtopic.php?p=160203#p160203

Focusriteが直接開発するのではなく、Geoffrey Bennettさんのドライバー開発クラウドファンディングプロジェクトへの資金提供と、ハードウェアの提供(開発中も含む?)と技術情報を提供してくれているらしいです。

おお、これは紛れもなくFocusrite Controlの設定画面! (デザインは置いといて!)
ClarettはScarlettと違って、LINE/INST切り替えやAir切り替えのボタンがなくて、ルーティングだけでなく基本機能を使うのにもFocusrite Controlが必要な仕様なのでこれは助かりますね。
ようやくCralettを買う機運が!

FocusriteのScarlett Gen4系列のドライバがLinux 6.8へマージされたようです。

https://linuxmusicians.com/viewtopic.php?p=163577#p163577

Clarettについては記載がなさそうですが、下記によると"Clarett 2Pre/4Pre/8Pre USB, Clarett+ 2Pre/4Pre: Linux 6.7"との記載があるので、Linux 6.7で利用できるのかも。

alsa-scarlett-guiプロジェクトの下記IssueではLinux 6.5でも利用できているそうなので、使えるのかもしれません。