Discourseと日本語Linuxersについての小ネタ

Discourse

日本語LinuxersはDiscourseを使用しています。

Discourseは近年、多くのOSSフォーラムで採用されているソフトウェアです。
早い時期からManjaro Forumで採用され、そのほかにもVivladi Forumや、最近ではKDE Forumsにも採用されています。

Discourse自体はOSSなのですが、本家のほうでカスタマイズされたDiscourseホスティングサービスを展開することでマネタイズするPaaS型ビジネスモデルになっています。
日本語LinuxersはDiscourseホスティングを利用せず、自前でDiscourseをビルドして使っています。

DiscourseはRoRアプリケーションであり、いくつかの動かし方かがあるのですが、日本語Linuxersは公式に提供されている、あまり正しくない使い方のDockerを使って動作させています。
これがなかなか厄介で、アプデをサボっているとすぐアプデできなくなって困ることになります。

Discourseはかなり機能豊富なのですが、かなりの部分がメールに関する機能に寄っています。
メールで通知しまくったり、メールで投稿できたり。
これが従来のMLコミュニティと親和性があって人気、という面もあると思うのですが、最近はメール配送は色々と神経を使う部分なので、「メール機能オフにしたい」と思ったりします。
なお、日本語Linuxersではメールでの投稿機能は高いレベルのユーザーにのみ開放されています。

Discourseはかなり重たいソフトウェアでもあるため、Discourseのためにサーバースペックが盛られています。
(日本語Linuxersは単独ではなく、他の用途のサーバーと共存になっています)

メール機能が目立ちはしますが、検索機能など色々と便利な機能が備わっており、規模が大きくなっても快適に使えると思います。

日本語Linuxers

日本語Linuxersは、中には知っている人もいるかもしれませんが、2017年にあったある事件に起因して作られました。
こうした経緯もあり、「すべてのLinuxerユーザーが、交流あるいは情報共有を目的としてとりあえず登録しても支障がない」というコミュニティ形式を目指しています。

イメージしたのは、RedditやSuperuserの「日本語」「Linux」バージョンです。

オフラインイベントなどを特に禁止しているわけではありませんが、日本語Linuxersはあくまでプラットフォームであるべきだと考えているため、そうしたイベントは有志イベントとなることでしょう。